パステルウィング 癒しのブログ

気楽なショートエッセイ風

月光ソナタにみるベートーヴェンの感情

こんにちは!

パステルウィングことパステルン

癒しのブログへようこそ🌈✨🍀🕊️

 

今日は、2023.7.21金曜日

梅雨明けて、そろそろ夏休みですね🍉

子どもたちが楽しみにしている夏休み。

家族旅行を計画している方も多いかもしれませんね。

秋田市をはじめ、集中豪雨は各地に大きな爪痕を残しました。暑さの中、断水にみまわれながら、復旧作業に汗しておられる多くの方々の、ご健康と一日も早く、落ちついた日常が戻りますよう、心からお祈りいたします。

 

さて、今日は、生前ベートーヴェンが書いた遺書と、その前年に作曲された

ピアノソナタ第14番「月光」

にまつわるお話を少し…。

 

さあ、これから作曲に邁進するぞというときに、ベートーヴェンを襲った難聴という病。

それまではとても情熱的で社交的だったベートーヴェンですが、この病が治らないかもしれないという絶望、苦悩。そして自ら命を絶つ直前まで追い込まれながらも、

 

自分は芸術家としての使命を全うしなければならない

 

という天命に目覚め、病を受け入れながら、人々との交流を避け、耳が聴こえないことを世間の人々に悟られまいと、孤独に生きる決意をします。

 

わたしにピアノを教えてくれた最愛の父は、ベートーヴェンピアノ曲を好んでよく弾いていました。

この「月光ソナタ」もその一つです。

なので、わたしの耳に、心に焼き付いています。

 

つい数日前に、パステルウィングYou Tubeチャンネルに公開しました、

バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」

は、主を愛し、主を信じ、主と共に生かされている喜びを謳い上げる教会カンタータ

 

なんとも美しい旋律のなかに、そうした信仰の喜び、宗教性があふれた素晴らしい作品だと思いました。

拙い演奏にもかかわらず、パステルンとしては、公開二日間としては過去最高の視聴回数となり、驚いています。

視聴者さんの年齢層も若い人からシニア世代まで幅広く視聴いただいていることも、初めてのことです。ありがとうございます💖 世界中の人に愛されている名曲の一つなのですね。

 

少し話が飛びましたけれども、

人生最大の逆境に苦しみもだえながら、

自身が天から与えられた芸術家としての使命を果たさんとするベートーヴェン

 

わたしは、ベートーヴェンは、偉大な魂であるがゆえに、そうした人生計画のもと、偉大な作品群を書き遺しながら、みごとに逆境を乗り越え、

交響曲第九にみる歓喜の歌へと昇華させていったのだと思います。

そして、後世の人々の魂を鼓舞するかのように、時代を経てもなお、ベートーヴェンの音楽は燦然と輝きを放ち続けている…

 

この世の苦しみ、哀しみを経験して、乗り越えて得られる新たな境地。その激しくも熱い生きざまに、感動を超えた畏敬の念を感じずにはいられません。

 

わたし、若い頃にはベートーヴェンの曲が、重たく感じられて、あまり好みませんでした。

なぜお父さんは、ベートーヴェンの曲に惹かれるのか、理解できないままでした。

 

いまは、ほんの少し、その素晴らしさを理解できるようになってきたと思います。弾き手としても生半可な気持ちでは弾けないな、と真摯に向き合うような曲ばかりです。

 

もうすぐ肉体的には還暦に近い年齢となり、精神年齢は27歳でストップ?!しているのですが(笑)

 

月光ソナタの第3楽章まで、全楽章にチャレンジしてみようと、思い立ち、いま、練習を始めたところです。

 

なんなんでしょう? この不思議な感覚…

美しい天国的な曲や、明るい曲を弾いていると、

ときおり、無性に、ベートーヴェンの世界観に浸りたくなるんですよね。

 

わたしには難しいだろうなとか、

月光の第3楽章の、あの全身全霊で爆走するような激しいパッセージを、弾きこなせるかどうか?

 

指関節を以前痛めているので、不安もないわけではありませんが、挑戦してみたい!って心から思えたので、やってみようと思いますᕙ⁠(⁠ ⁠ ⁠•⁠ ⁠‿⁠ ⁠•⁠ ⁠ ⁠)⁠ᕗ

 

第一楽章〜第二楽章は、表現力が求められますが、

難易度は中級程度。

月の光が穏やかな湖面に映し出され、孤独感を抱きながら内面奥深くへと心が誘われて行くような第一楽章。

わずか一ページという短さの第二楽章は、明るく軽やかなステップを踏むような出だしにはじまり、

物語のクライマックスを前にした、束の間の静けさを演出します。

 

そして、全力疾走で駆け抜ける第三楽章は、全てにおいてハイレベル。その中に込められたベートーヴェンのほとばしる情熱…そして展開の面白さ。古典派でありながらも、つねに古きを打ち破り、突き抜けていく大芸術家の革新…。まるでロックそのものといった感じさえします。

 

ピアニストの仲道郁代さんが、熱く、

ベートーヴェンて、ほんとに凄いんです!!

と繰り返していたことを思い出します。

 

まあ、ゆっくり楽しみたいと思います。

無理は禁物なので🍀

 

いつか近い将来に、きっと演奏を公開したいと思うので、癒し系のパステルンがどう変身&疾走(失速?!)するか楽しみにしててくださいね(⁠.⁠ ⁠❛⁠ ⁠ᴗ⁠ ⁠❛⁠.⁠)💨

 

そうそう、明後日の日曜日は、我が家の粉もん屋のおかみさんに変身する日でした!

厨房の暑さに耐えられると良いのですが…😅

シルクかき氷🍧が売れそうです😋

 

それでは、皆さま

どうぞお元気で、素敵な週末をお過ごしください🌈✨🍀🍉🕊️🍧🍈

 

関心のある方みえましたら、ドイツ在住のオペラ歌手で「音楽に寄せて」というYou Tubeで毎回内容の濃い音楽談話を提供くださっている、

車田和寿さんが

ベートーヴェンの遺書を自ら訳した全文が載っているサイトを見つけたので、よかったら覗いてみてくださいね😊

ずっと下方に添付されています

(ズズーっと↓)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベートーベンの苦悩とハイリゲンシュタットの遺書!遺書全文を紹介! | 音楽に寄せて https://kazuhisakurumada.com/youtube/heilgenstadt-testament/