パステルウィング 癒しのブログ

気楽なショートエッセイ風

父の記憶が薄れていく切なさ

こんにちは!

パステルウィングことパステルン

癒しのブログへようこそ🌈✨🕊️

 

今日は2023.6.24 土曜日 夜になりました💫

今日は2回目のブログです☺️

 

実は一昨日、介護施設に入居している認知症で要介護4の90歳になる父に面会をしにいったとき、

ラインでリモート電話をつなぎ、遠くに住んでいる私の息子たち(父にとっては孫たち)と、初めてリモート電話をした父。

 

画面に映る大人になった孫たちを見て、本当に嬉しそうでした…

とここまでは、先日ブログに書いたかと思います。

その続きです😺

 

なか一日で、今日も父に面会に行きました。

そしたら、もう、一昨日のリモート電話のことは、きれいに忘れてしまっていました。記憶に残らないんですね。ちょっぴり寂しい気持ちになりました。

 

今日は、退職後の父が可愛いがって生きがいにしていた、たった二人しかいない孫たちの、幼い頃の思い出の写真を7枚くらい持っていきました。

一枚一枚眺めてもらいながら、その当時のことを私が話すんですけど、少し前の父なら、懐しいなぁ~としみじみ思い出に浸っていたのに、今日は…

そんなこともあったかなぁ??

と、懐かしい思い出のひとコマも記憶からどんどん薄れていっているのがわかったの。

 

お風呂場で倒れて以降の記憶は全くないそうなのです。

どんどん、幸せな記憶さえ消し去られていく父…

 

私にとっても、息子たちにとっても、これ以上ないくらい愛してくれた、世界一のお父さん、世界一のおじいちゃん。

心からそう思います。

 

老いてゆく哀しみを、こうして身を挺して教えてくれているのですね。

 

息子たちに、直接会いたいと言います。

息子たちは、それに応えようとしています。

 

飛行機で駆けつけても、面会は15分ほど。

そして、今日ここで会えたことを、明日には忘れていくのです。

切ないですね…

 

けれどもわたし、肉体は衰えいづれ消え去るけれど、魂は永遠であることを信じているので、

いつかあの世に父が帰ったときに、一生を映し出すスクリーンの終わりの方で、面会の場面が映し出されて、

きっとこう思うでしょう。

(あのときは、遠くからよく会いに来てくれたね

。嬉しかったよ、ありがとう!)

 

たとえ、すぐに忘れ去ったとしても、あれほど可愛がっていただいた者として、私も息子たちも、面会させていただける時間に感謝し、大切にしたいと思いました。

それが、見返りを求めない無償の愛を注いでくれた父、おじいちゃんへの、せめてもの恩返しですもの。

 

とはいえ、わたしにピアノを教えてくれた父。

いつも、

ピアノ弾いているか?

と、つい最近まで、私の演奏を録画したDVDを心から楽しみにしていてくれた父から、

「ピアノ、弾いているか?」

の問いかけが消えてしまった悲しさを、感じずに入られません。

 

そんなことを考えさせられた一日でした。

 

それでは、皆さま、今夜もゆっくりとリラックスして、明日もハッピーな休日でありますように💞✨🌈

(⁠*⁠˘⁠︶⁠˘⁠*⁠)⁠.⁠。⁠*⁠♡