こんにちは!
パステルウィングことパステルン癒やしのブログへようこそ💖
今日は、2026.8.31(月)
今日も残暑が厳しい日になりました。あともう少ししたら、ちょっとずつ季節が秋へと進みそうです。あと少しの辛抱ですね。
今日は、いまピアノで練習している曲から、ブラームス晩年の美しい作品、「3つの間奏曲op.117-1」のことを少し綴ります。
これは、ブラームスが59歳のときに作曲されました。
他人に本心を明かすことがほとんどなかったと言われる内気なブラームスですが、晩年になると作風が内省的になり、心の内なる声を、音楽に表現した小品集を多く書くようになりました。
パステルウィングのYouTubeチャンネルでは、そうした作品から「6つの間奏曲op.118-2」の演奏を公開しています。
この曲も過去のブログに何度か書いていますので、興味のある方は、過去のブログ記事をお読みくださいね。
さて、3つの間奏曲op.117-1
のお話に戻りますが、
これは、スコットランドの詩人ベルダーの「子守唄」の詩が引用されていて、ブラームスはこの曲を、「苦しみの子守歌」と呼んだそうです。変ホ長調の、明るく澄みきった旋律が、和音の中に優しく歌われていきます。
中程にさしかかると、急に雲行きに陰りが見えはじめ、暗く不安な心情を吐露するような中間部へと流れをつないでいきます。
この中間部では、それまでブラームスの心の中に、ずっと秘められていた重く切ない心情を吐露するような旋律が、静けさの中に浮かび上がっていきます。
途中、低音部と高音部の旋律が、掛け合いのようになるところがありますが、
まるで、ブラームスとシューマンの妻クララとの、心の奥から絞り出すような哀しみの声に聞こえるんです。そして諦念へと音楽が流れていく(あくまでパステルンの主観です)。
この中間部が終わると、再び初めの、明るく美しい主題に戻るのですが、単に戻るのではなく、長い暗闇のトンネルを通ってきたからこそ、目の前に広がる天上世界のような煌めきが感じられる和音に変化していきます。
楽譜ではわずか3ページの曲です。
でもその中に、二十歳のブラームスが、初めてシューマン夫妻に出会ってから39年もの間の出来事や葛藤が、ギュッと凝縮されていると、わたしは思いました。
これは、幼い子どものための子守歌ではなくて、ブラームス自身の魂を癒やす子守歌、のように感じます。
ブラームスは、出会って間もないころに、自身より一回り以上年上の、シューマンの妻クララに恋をしました。
そして、精神を病んだシューマンは自殺未遂をし、闘病の末、妻子(子だくさんでした)を遺して亡くなります。
シューマンは、ブラームスにとって、自身の音楽の才能を見抜いてくれた恩人。ブラームスは、遺されたクララとその子供たちを、親身になって支え続けたそうです。
ピアニストであったクララと、ブラームスは、深い友情で結ばれて、生涯にわたり交流しました。
ともに乗り越えた試練の数々。心に押し込めてきた感情など、それらがこの中間部に見事に表現されているように思います。
そして、晩年らしい悟りの境地へと音楽は流れていくのです(これもわたしの主観です)。
そんなストーリーを想像しながら、毎日少しずつ弾いています。
本当に美しい作品なので、わたしがお手本としている、マリア・ジョアン・ピレシュのピアノ演奏動画のリンクをご紹介しますね。
こちらからどうぞ🍀✨😊
↓(0:00から5:00までが、今日のお話の曲です)
https://youtube.com/watch?v=ZNqdtkYV23c&si=KqFCXc4hx_5YgN7V
ほんとは、もっともっと語りたいのですが、体の限界を超えすぎました。ここまでにします。
どうしてもこの曲のお話がしたかったので、今日は頑張りました😊
最後までお読みくださり、ありがとうございました😌🙏
皆様のお幸せを
心より願っています🌈✨💫💖